なばな(菜花)は「菜の花」と呼ばれることが多いですが、メリーさんが仕入ている和歌山では、「花菜(はなな)」とも呼ばれております。
アブラナ科の野菜で、若くてやわらかい花茎や葉や、つぼみを食用にします。
特有のほろ苦さがありますがゆでる…と甘味が出てお浸しや和え物などにするとおいしい食材です。
一般的に菜の花というと春に咲く黄色い花を思い浮かべま すが、じつは菜の花はアブラナ科の黄色い花の総称で、1種だけを限定する名称ではありません。菜の花には観賞用のほか、菜種油用のナタネ、食用のなばながあり、それぞれ品種が異なります。
小松菜やちんげんさいなども春に花茎とつぼみが出てなばなとして食べられますが、一般的に流通しているなばなの多くは、品種改良されたものです。
なばなには和種(在来)と西洋種の2タイプに分けられ、和種は花茎とつぼみと葉を利用し、西洋種はおもに花茎と葉を食べます。なお、川沿いの土手などに咲いている野生のものは、西洋アブナラの近縁の「西洋カラシナ」であることが多いようです。
<下茹で・調理のポイント>
炒め物、お浸し、和え物、揚げ物、漬け物、汁の実、パスタなど…
塩をひとつまみ入れた熱湯でゆでて、冷水に取って水気を切ればお浸しに。
ゆでるときは、茎の太い部分とやわらかい葉の部分を分けて、先に茎からお鍋に入れると均等に加熱できます。
少し歯ごたえが残るくらいのかたさでお湯からあげるとよいでしょう^^
菜の花は、βカロテンが豊富なので、油で炒めると効率よく摂取できます。
アクが気になるようならサッと下ゆでしてから炒めましょう!