これから、本格的に夏を迎えます。
夏は、梅雨期の食中毒、猛暑期の体力消耗や食欲不振、冷房病や熱中症などといった季節病を引き起こしやすい時期です。
夏に旬を迎える栄養価の高い食材を上手に料理に取り入れ、夏バテや紫外線に負けない体作りをしましょう。
強い日差しで体も酸化しやすいこの時期は、抗酸化作用の高い緑黄色野菜を。
また暑さや疲れ、水分不足などから起こりやすい熱中症予防のためには、
水分を多く含むぶらり野菜を積極的にとるようにしてください。
◎ぶらり野菜とは…
「ぶらり野菜」とは、これから旬を迎える夏野菜に多い野菜や果物です。
茎やつるからぶら下がるように実るためそのように呼ばれ、キュウリ・トマト・ナスや、
インゲンなどの豆類、スイカやメロンなどの果物が代表的です。
ぶらり野菜には湿度、気温の高くなるこれからの季節にとりたい栄養素が豊富に含まれています。
◇鮮やかな色には……
色鮮やかなものが多く、その色素には抗酸化作用があるといわれるフィトケミカル(ポリフェノールetc…)が含まれ、
紫外線のダメージからカラダを守るといわれています。
◇カリウムが含まれる
夏バテはカリウム不足が一因といわれます。
また余分なナトリウムを排出し、むくみを防ぎます。
夏場も「冷房で体の冷えが気になる」という方はニンニク・ネギ・ショウガ・唐辛子など
体を温める食材と合わせると大変効果的です。
◇ビタミンA・C・Eを含んでいる
トマト・ピーマンなどの緑黄色野菜には美肌に欠かせないビタミン、
ビタミンのACE(エース)がそろっています。キュウリやナスはビタミンCを含んでいます。
これらの野菜は低温に弱いものが多いので冷蔵庫での長期保存には向きません。
購入したらできるだけ早く食べられるのをおすすめします。